1968年

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 ただ今、1968年式のナローをエンジンミッションを脱着して整備中です。このころのナローの前期のモデルは本当にシンプルな構造です。動くのに最低限の装備しかない感じです。ですが作りは結構丁寧でミッションはアルミの砂型鋳造品で鋳肌が綺麗だったりします。

 1968年という年を振り返るとたしかアポロ8号が初めて月への有人周回軌道をした年だったと思います(翌年月面着陸を成功させます)。ナローとか356とか見ていつも思うのは当時の国を上げての技術(ロケットや宇宙船、戦闘機など)と民間の技術との差です。多分ポルシェは車の中では進んでいたとは思うのですがまだ電子制御で動いているものもないのに片やアメリカという国家は月に行こうかとしているのでテクノロジーの差を感じます(旧ソ連もそうですが)。

 今思うと本当に月には行ったのでしょうけど当時の車などの民需品を見ると・・・??となります。本当は当時のロケットや宇宙船は結構適当で電子仕掛けというより機械仕掛けで人間がかなり補ってイチカバチカで飛ばしたんですかねえ。今でも失敗しますもんねえ。。

 当時の私はまだ幼稚園も行っていない歳でしたが小学校低学年のころはまだアポロ計画は続行中で(72~3年ごろまでだったと思う)月を見ては「今、宇宙飛行士が月に行っているんだ!」とか思い将来は自分が行くんだ!!と夢を膨らませていましたし、映画”2001年宇宙の旅”なんか観てはパンナムシャトルヒルトンの宇宙ステーションに感動して大人になるのを楽しみにしていたのですが、やっぱりまだ普通の人には無理なようで私の寿命中では「宇宙飛行」は実現しそうにもないです。でも最近はお金があると話は別のようですが・・・

 何の話か分からなくなっちゃいましたが一度で良いから自分が生まれ育った星を外から眺めてみたいものです。