空冷911の最終章

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写真はポルシェ993ターボSのエンジンルームの様子です。この車は空冷ポルシェの最終形であり、3.6Lツインターボ、コンピューターによる細かいブースト制御と点火時期の設定による高圧縮比(3LのSC並)による低速からのレスポンスの良さと高出力(430PS)、おまけにパワーステ、オートエアコンとナローを知るものには驚きの進化です。すべてのものがエンジンルームに収まっているのか?そう、押し込んで収まっています。

 エンジンフードを開けると正面に”で~ん”と大きなインタークーラーが座っています。これじゃオイル補給も出来ないじゃないか?と、思いますが993からはオイルの補給口からジャバラが伸びてくる構造になっておりオイル補給は何とかできます。ですが、このインタークーラーが馬鹿でかいので何をするにもインタークーラーを取り外してからになります。狭いとこにあらゆるものが押し込んでありますので整備するには手間はかかりますが整備性は見た目の割には悪くはないです。

 ナローのころから30年経って空冷エンジンはここまで進化しました。993ターボは空冷911の最終章です。