ヴァーノン・デルリー 1927

 今日は用事があって、ご近所のショップ、プレシジョンサービスさんへ行ったのですが、また面白い車が入庫していたのでご紹介。

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ヴァーノン・デルリー 1927年製 フランスの車です。

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 ブガッティに少々似ています。ペダルの配置が面白く右から、ブレーキ、アクセル、クラッチです。慣れないと戸惑いそうですね。メーターはイエーガー製です。

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 1100ccのOHV。何とシリンダーとヘッドが一体になっていて機械加工でシリンダーと燃焼室がくり抜いてあります。たしか文献で第一次世界大戦の頃の戦闘機なんかが、この手法でエンジン作ってたのは見たことありますが、実物を見たのは初めてです。ヘッドガスケットが良い物が無かった為だと思います。後、シリンダーヘッドにピッチが切ってあってシリンダーをねじ込むの方式も文献で見たことあります。

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 キャブはSUで別体フロート!味があるしかっこいい!!電装はルーカスなんかが使ってあります。フランスの車ですがイギリスの血も入っているそうです。

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ブレーキはロット式!ちゃりんこ見たいです。これでもちゃんと陸事で車検取れるそうです。制動力が今の基準を満たしてなさそうですけどね。旧い車は大目に見てくれたりするのかな?

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 エンジンは当然のごとく手動クランク式です。結構始動はハードだそうです。ダイエットにいいかな?エンジン音はメカノイズが大きいですが意外と静かな排気音です。

 旧い車は面白く見飽きませんね。部品一つ一つがすごく丁寧に作ってあります。趣味の車は戦前モデルまで!と言うファンがいるのもうなずけます。少し感化されそうです。