古い物

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 写真のパワーアンプはルフトの事務所で使用しているものです。22年前私が製作しました。このパワーアンプのファイナルの真空管(球)はVT62という戦前の昭和一ケタ台に米で設計開発した小型送信管です。戦前の球にはヒーターにフィラメントを使用しているものがあり直熱3極管なのでパア~っと明るく輝きます。この球の設計は戦前ですが製造年は22、3年ぐらい前だと思います。プリアンプも同じに真空管で作ったのですがこちらは調子悪く現在プリアンプはアキュフェーズ製になっています。非常に古い設計の電子機器で回路も簡単ですっきりですが現在のデジタル化されたものと比べて音に温かみとまろやかさがあります。バッハのバイオリン協奏曲なんかとマッチングがよく柔らかい音で癒されなんかほっとします。車も一緒で古い物は構造がシンプルですが作った人の人間味があると思いますしコストダウンとは違う手間隙も感じます。