930ターボ

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 先日のツーリングで最近ではあまり見かけなくなった車両がご参加されましたので御紹介いたします。車は75y930ターボ3.0Lです。量産のポルシェターボの最初のモデルで排気量は3L、260PSです。特徴は78y3.3L以後のターボと比べてみるとインタークーラーがありません。よって圧縮比が6.5と低く車重が比較的軽いのも相まって(1140Kg)”ドッカ~ン!”とターボが効いて走っていきます。ブレーキも当時のカレラやナローのSに付いていた”Sキャリパー”で蹴飛ばさなきゃ効きが悪く78y以降のおなじみの4ポット+ドリルドローターとは違います。外観の違いはリヤのトレースポイラーがエンジンフードと一体になっておりインタークーラーがない為その部分の逃がしがありません。生産台数も少なく930系の3.3Lターボが約1万9千台製造しているのに対し3Lターボは3年間で2173台と少ないです。

 この車両のオーナーさんであるIさんは初期のターボに強い思い入れがあるようでかなり探して購入し仕上げていっています。Iさんにとってはこの”早瀬左近”が乗っていた車がポルシェターボのようです。同じ思い入れの方は多いと思います。新車時の当時を知るT氏によれば初めて運転した時はあまりの加速のよさに”腰が抜けた”そうで記憶に残る一台だそうです(74yRSRもすごかったらしいですが)。現代(といっても10年前)の993ターボと比べればテクノロジーの差はかなり感じますが930ターボは相当じゃじゃ馬なので”言う事きかんかい!ポルシェッ!!”て感じで力でねじ伏せる感じがしますが年式があがるにつれ性能がすばらしく良く速く乗りやすくなるので”お願いしますポルシェ様”って感じになりますね(笑)。。