月光

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 普段、R&Bやソウルを聴く事が多いのですが、昔からベートーベンのピアノソナタが好きで最近よく聴くのがヴィルヘルム・ケンプの1965年にリリースされた「ベートーベン四大ピアノソナタ集」。色々聴くのですが同じ曲でも演奏者が違うと表現が違うので面白いです。それと自分が時々弾く曲がこのアルバムの中に2曲あるので参考にしています。といっても私の場合、ガチャガチャとピアノを鳴らしているだけで人前で弾けるレベルではないのですが。。

 アルバムの中の「月光」の第一楽章は時々映画やドラマなんかで耳にしますし非常に有名な曲で私も大好きで時々弾いて楽しんでいます。本当はベートーベン自身が「幻想曲風ソナタ」と名づけたようですが、後年レルシュターブという人が第一楽章を評して”月の輝く夜、スイスのルツェルン湖上を舟で行くがごとく”と述べたことからのちにこの名前になったとアルバムの解説に書いてありアルバムを聴くと淡い月の光のように聴こえます。昔、レッスンでピアノの先生に”月の光をイメージして!満月が雲に隠れたり出たりする感じで”と言われてピアノ教室で弾いていたのをの思い出します。

 この曲はベートーベンの初恋の相手のために作曲したようですが彼女はまもなく他の人と結婚したようです。ベートーベンって人は作曲家としては大成したけど人生は失敗したのでしょうか?一生独身だったようだしなんか暗い曲多いし・・・好感が持てますね。。

 「月光」の第三楽章も好きで弾いてみたい曲ですが激しく幻想的で情熱的なこの曲はかなり技巧的でちょっと無理かな~って感じです。レッスンに行こうかな~とか考えますが、こんなおっさんに教えてくれる奇特なピアノ教室があるのかなあ?基礎からやり直せとか怖い先生に言われそうだし・・・弾けるからって徳することも無いし・・・でも弾いてみたいし・・・です。