戦後すぐの車・・・

 先ほどちょっとした用事でご近所のプレシジョンさんの所にお伺いました。

 スタンゲリーニが、ただ今エンジンオーバーホール中で拝見させてもらいました。

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 OHVなのですが、さすがに1946年製、クランクが3ベアリングです。

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 現代の目でみてたら大丈夫なのかな?とか思いますが、当時のエンジンはそんなに回らないし、これでよかったんでしょうね。でもメタルの性能も良くなかったでしょうからクランク回りのトラブルが多く出たのじゃないでしょうかね。。

 T氏に聞いた話しですが、昔々昭和30年代の頃、エンジンのオーバーホールをした後、クランクのメタルの当たりがキツイ為、手でクランクが回らず、ギヤを入れて車で引っ張りまわしてエンジンを回して当たりを取っていたそうです。クランクのシールも現在みたいにゴム製のがなく、油で浸した縄を縁って叩き込んでいたりしたそうで加減が難しかったそうです。

 スタンゲリーニのエンジン見てて、そういう時代があったんだなと、ふっと思いました。

 ちなみにこの車の部品が欲しくて、スタンゲリーニのお孫さんにプレシジョンの社長さんがメールで連絡したら部品は結構あるそうですが、えらく商売っ毛がある返事が返ってきたそうです。。