半世紀前の無線雑誌と受信機

イメージ 1
 50年前のCQ誌です。中学生の頃、アマチュア無線なんぞやっていまして、OM(先輩)諸氏に色んな物もらっていました。この中学生の頃から旧いもの好きが始まったようで?自宅には旧い昭和20年代~の無線技術誌や真空管、電子部品が沢山押入れの肥やしをやっています。

 この1958年12月号の表紙の裏を見ると春日無線(現在のケンウッド)の広告があり当時最新式の受信機が紹介してあります。

イメージ 2
 私もこれを持っていまして、ルフトの事務所に置いています。中学生の頃、近所のHAMやっている方から、もう使うことないから・・・(30年ぐらい前は50年前と違い、無線電話の電波形式の主流が変わりすでにこの受信機では用は足さなかった)とタダでいただきました。でも中波や短波ラジオぐらいは聴けましたのでラジオ代わりに使ってました。

イメージ 3
 9R4Jという商品名で当時組み立てキットで18000円ぐらいしていたようです。今の金銭価値だと10倍以上しますかね?最近火を入れたことはないですが、少し手を入れたらAMラジオ聴くぐらいでしたら使えるかとは思います。

イメージ 4
 これも毎日現役で使用しています。四半世紀前(25年前)に自分で組み立てたステレオアンプです。球は戦前昭和一桁代の設計のVT-62。直熱三極管で球の設計が旧い為、ヒーターにフィラメントが使用してあり「パ~ッ」と明るく輝きます。元々は小型送信管でプレート電圧は600Vと高いです。

 毎日ルフトの事務所で音楽を奏でています。作った当時はこんなに耐久性があるとは思いませんでした。真空管は音が柔らかく、バッハのバイオリン協奏曲などのバロック音楽が合います。

 ちなみに左のボリュームのつまみが無いのは、お客さんのポル911のクーラーS/Wのつまみが壊れ、何かないかと合わせてみたら合ったので、そのままになり5年ぐらいになります。ボチボチ返してもらおうかな~。。(笑)。