軽っ!!

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 71年までのリヤバンパー部のセンターパネルとエンジンフードはアルミ製です。アルミは鉄に対して比重が三分の一で、このセンターパネルの重量を測ると800g前後であり多分1.5Kgぐらいのの軽量化を果たしていると思います。

 ポール・フレール先生が書いた本には(1978年発行)、
 「操縦性に関する限り、911およびその後継車の生涯で、恐らくBシリーズ(1969年式)が、単独の改善としては空前絶後のものだろう。~途中略~ 操縦性の改善に役立ちさえすれば、コストにおかまいなく、ほとんどハッキリした効果の期待できないようなものまで、いかにそのころ調査され採用されていったかは、Bシリーズの911Sで軽合金のブレーキ・キャリパーが、フロントバネ下重量軽減のため用いられたり、アルミのエンジン・フードやリヤ・パネルがオーバーハング重量軽減のために使われていたのを見てもお判りのことと思う。」と書いてあります。

 このリヤエンジンの操縦性の改善の為、その当時はコストなんか考えなかったのでしょうね。
 71年の2.2Lまでは72年以後の2.4Lとは同じナローの様で一見同じ用に見えますが、ボディの作りやパーツなどの細部がかなり違います。2.4L以後は後の930みたいな作りになって行くのですが、この辺で性能に微々たる影響の部分や、見えない所は少しコストを意識するようになったんでしょうね。性能的には2.4L(RSは別として)がナローでは完成されて一番ですけどね。。