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 写真は78年式911SCのインテークエアーハウジングボックスですが、ごらんの通り割れて裂けています。樹脂製ですので溶接も出来ないし、樹脂も旧く接着剤でくっつけても持たないのでので修理はインマニ外して交換となります。

 直接の原因はインテーク側へのガスの吹き戻し(バックファイヤー)による破裂です。Kジェトロの車は冷間時、アクセルをあおってエンジンを始動しようとすると、激しく吹き戻しをしてハウジングボックスを割ったりします。

 調度オーナーさんが代わった直後で、新しいオーナーさんはアクセルをパタパタあおってエンジンを掛ける癖があったのでしょうね。過去に国産チューニングカーなんかに乗っていたような方で、この癖がある人を見かけたりします。

 Kジェトロの車は~76yまではハンドスロットルがあるのでアクセルを踏まずにそれを引くか、77y~やターボはエアーバルブという自動調整装置が付いているので車任せにするのが良いようです。ちなみにエアーハウジングの破裂を阻止する為、アメリカ製の社外品でポップアップバルブという吹き戻しをしたときに圧を逃がすバルブがあります。まあ、調子よく始動する車ですと必要は感じませんが・・・