朝明渓谷から根の平峠越えで雨乞岳へ 1

 5月3日は日帰りで友人と二人で山登りへ行きました。

 鈴鹿の山は私に山の面白さを教えてくれた山系です。

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 鈴鹿の山と谷全6巻。私の宝物です。20年以上前に購入したのですが、結構高い本で、

 1冊1冊購入して増やしたのを覚えています。

 鈴鹿の山は本州の真ん中南にあり、本州の南部を東西に山脈が分けています。

 よって公共交通が発達する以前は、その山脈に多くの峠があり伊勢や近江の人達が生活路として

 行き来していたようですが、今では登山者が利用するのみです。

 この全集はある意味生活の糧となった鈴鹿の山の歴史や地名の由来、尾根や谷、登山道が

 事細かく記載されています。特に沢はよく調査されており遡行図は沢登りをしていた私には

 貴重な資料でした。

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 今回のルートは、

 朝明渓谷駐車場~伊勢谷~根の平峠~神崎川上流~杉峠~雨乞岳~クラ谷~コクイ谷~根の平峠

 ~朝明渓谷駐車場 山地図でのコースタイムは8時間ほど。結構歩く少し健脚向きルートです。

 鈴鹿在住当時は、好きなルートでした。鈴鹿の山の良さが楽しめるコースですが多分16年ぶり。

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 三重県側の朝明渓谷駐車場を出発し伊勢谷を経て滋賀県の県境である根の平峠で一休み。

 昔、人々がこの峠を生活路として利用していた頃、滋賀県側に茶屋と宿代があったそうです。

 標高は手元の高度計で800mほど。滋賀県側に下り上水晶谷を横切り神崎川上流に出ます。

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 神崎川上流部のコクイ谷出会い付近。丸木橋を渡ります。

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 神崎川上流の本流。沢登りやテント泊での渓流釣りでよく来ました。私の愛した渓谷です。


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 19年前の夏に、4人で神崎川下流から入渓し、釣りをしながら2泊3日で 露営しながら
 
 沢登りをし上水晶谷から国見峠を経て御在所山に登り、湯の山温泉から帰りました。

 神崎川本流は大きな落差の滝はないのですが、水量が多く美しい渓谷です。

 今となってはいい思い出です。


 続く。